.この子は本当にラブ?(すさまじいカミカミ攻撃)

連れ帰った時は、もう午後8時半。
サークルの中に入れてやる。キョロキョロしながらもお水を飲んだりフードを食べたり・・・。
ついで、信じられないことだが、サークル内のトイレに自分で入ってオシッコ・・!!
ブリーダーさんの所でも、新聞紙の上にしていたらしいので、
新聞を細かく裂いてトイレシーツの上に置いておいたのだが、
そのにおいで、ここがトイレと自分で判断したのだろう。
「あったまいいねー。えらいねー。お利口さんだねー」
みんながほめちぎったのは言うまでもない。
「こんなにイイコで何だかこわい・・・」
その通り・・・全くイイコちゃんじゃなかったのである!

ぎゃーっ!どうしたっていうの?」
家に来てすぐから、何が気に入らないのか、やたら噛み付いてくる。
人の手、足、服・・・。
寝ている時やサークルに入っているときは、天使のよう。
なのに、サークルから出してやると、走り回り、そこらにいる人に飛びついて
カミカミ!
しつけ本には「甘噛みしたときには、きちんと怒る」って書いてあったけど、
「ダメッ」を連発しても、マズルをつかんでも、余計に興奮してかかってくる。
「ラブラドールの飼い方」なんて本には、こんな凶暴なラブのことなんて書いてなかった。

「大型犬だが、優しくておだやか」
「お年寄りや小さい子にもフレンドリー」
「しつけがしやすく初心者向け」

こんな美辞麗句にコロリとだまされ、盲導犬のイメージで
ラブを飼い始める人は私たちだけではないだろう。
                                      
「こんなはずじゃない」
「この子はラブじゃない」
「知らない間に何か恐ろしい病気にかかってる」

本気でこんな事を考え、ノイローゼ状態になり、涙したことも度々。
とにかく毎日、腕や足はひっかき傷と青あざだらけ。
噛み付いて来るときの顔もまた狂気・・・の顔(に見えた)
次から次に新しい傷が出来て、人前に手を出せなかった。


ラブの子犬が他のどんな犬種よりも「やんちゃ」というのを知ったのは
ずいぶん後になってから・・・。
カミカミ攻撃が当たり前と覚悟を決めてからは、ずいぶん気持ちも楽に
なった。それにしても・・・・・・スゴイ!



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